2024/05/02
「幼児は遊んで育てるって聞くけど、どんな遊びがいいのかな?」
幼児のうちは、遊びから興味・関心が芽生え養われるため、年齢や成長に合わせて遊びを選べると機会の幅が広がります。
ただ、毎日の遊びとなると同じ内容になってしまうことも多く、他に遊びのレパートリーがないかと悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、年齢別の成長の目安と適した遊びや幼児が遊ぶときの注意点などを解説していきます。
目次
幼児期の子どもは遊びの中からたくさんのことを学び、集中力や思考力、五感などを使っていろいろな遊びを行うことで、たくさんの力をつけていきます。
親は遊びが子どもの成長に対してどのような影響を与えているかを意識しながら、子どもが興味をもち、楽しく遊べて、子どもの自主性を促せる遊びを選ぶとよいでしょう。
ここからは、年齢別にみる、成長にあわせた遊びを解説します。
なお、発育や発達には個人差があるため、成長の目安は参考です。
3歳児は、運動機能が伸びはじめ自我もはっきりとしてくる時期です。
また、観察力も養われ大人の行動を真似するようになるため、ごっこ遊びが適しています。
ごっこ遊びを通して「どうして?」など疑問を抱いて質問する機会が増え、知識欲が強くなるとともに、物事の結果や意図を考えながら行動できるようになります。
参考:文部科学省「保育所保育指針(抄)(平成20年3月28日 文部科学省告示第26号)」
4歳児は、全身のバランス能力が整いはじめると同時に、感受性が豊かになり、思いやりや優しさ、我慢など、人との関わりの中でたくさんの感情を学んでいく時期です。
また、自分が思うようにいかないことに対する不満や不安を抱きやすい時期でもあります。
そのため、兄弟姉妹や友だちと鬼ごっこ、だるまさんがころんだなどを通じて、少しずつ感情をコントロールできるように促してあげるとよいでしょう。
参考:文部科学省「保育所保育指針(抄)(平成20年3月28日 文部科学省告示第26号)」
5歳児は、基本的な生活習慣がほぼ身に付き、運動機能もさらに伸び、好んで運動遊びをする時期です。
また、仲間意識も強くなり目的に向かって協力して遊べるようになることから、ジェスチャーゲームなどが適しています。
遊びの中でけんかが生じても、お互いに持つ考えを言葉で伝え合い解決しようとするので、社会生活に必要な力を養えるでしょう。
参考:文部科学省「保育所保育指針(抄)(平成20年3月28日 文部科学省告示第26号)」
6歳児は、細かい遊びや全身運動などがよりスムーズに行えるようになるだけでなく、今までの経験から予測を立てられるようになる時期です。
簡単な料理や工作などで細かい作業をしたり、友達同士でいつもと違うルールの鬼ごっこをしてみたりと、少し遊びにも工夫を凝らすとよいでしょう。
参考:文部科学省「保育所保育指針(抄)(平成20年3月28日 文部科学省告示第26号)」
幼児が遊びから得られることは、主に以下の4つです。
幼児にとっては遊びから学ぶことがたくさんあります。
遊びの中で、「こんなことができた!」と達成感を抱くことで、「次はあれをやってみたい」と意欲をもつようになるため、自主性が育ちます。
幼児期は、何事にも親が手を出してしまいがちですが、子どもが自ら興味をもって、遊べるようにしてあげるとよいでしょう。
体を使った遊びにより、体の基本的な動きが身につき、運動がスムーズにできるようになることはもちろん、体を鍛えることにつながることから、基礎体力が養えます。
また、心肺機能などが強化され、運動能力が高まることで、ケガをする可能性も減らせるでしょう。
体を使う遊びでは、状況判断や思考判断を繰り返しながら体を動かすことになるため、想像力や認知能力が伸ばせます。
可能なかぎり親が介入しすぎないようにし、子どもが自由に考えて遊べるように見守ってあげるとよいでしょう。
ルールがある遊びでは、トラブルを回避するためにはどうしたら良いか考えるようになるだけでなく、譲り合う姿勢やときには我慢することなども覚えていくため、コミュニケーション能力も伸びていきます。
この章では、幼児が遊ぶときのポイントとして、次の4つを解説します。
年齢に合っていない遊びの場合、その内容自体が理解できなかったり興味を持てなかったりする可能性があるため、年齢に合った遊びをすることが大切です。
興味を示す遊びから取り入れていく、あまり興味を示さないものに関しては、難易度を下げてみるなどの工夫をしてみるとよいでしょう。
同じ遊びばかりになってしまうと子どもが飽きてしまうため、遊びにバリエーションをもたせることも必要です。
新しい遊びを定期的に取り入れると、刺激になることはもちろん、子どもの視野を広げることができるでしょう。
文部科学省によると、幼児は毎日60分以上*体を動かすことが推奨されています。
例えば、保育園や幼稚園がお休みのときなどは、十分に遊べる、体を動かせる時間を確保できるとよいでしょう。
*出典:文部科学省 幼児期運動指針

ここからは、ライターおすすめの室内遊びを紹介していきます。
絵本からは文字の読み方の習得はもちろんのこと、色や絵から想像力を養えます。
絵本の読み聞かせは親子のスキンシップにもなるので、子どもが興味を示し、もっと読んでほしいと思う絵本を選ぶとよいでしょう。
なぞなぞは場所を問わず、楽しめる遊びで、子どもの思考力を鍛えられます。
脳へのよい刺激になるため、すぐに答えを言わず、ヒントを出しながら楽しく答えまで導いてあげるとよいでしょう。
6歳児パパK・Kさん(広島県)のリアルボイス
ちょっとしたクイズを最初は出していたのですが、なぞなぞ形式にしたところ、答えが出るまでに時間がかかって考える力がつきました。親としても少し難しい問題にしたいと考えるので、親子で思考力が鍛えられて楽しく遊べています。
しりとりは、言葉を覚えるのにも役立つので、言葉を覚えはじめたら取り入れるとよい遊びです。
しっかりとしりとりできるようになるのは5歳以降といわれていますが、ヒントを与えながら少しでもしりとりが続くように楽しめれば年齢は関係ありません。
モノマネとは、一人が動物や有名人などのモノマネをして、他の人が何のモノマネをしているか当ててもらうといった二人以上で行う遊びであることから、モノマネをする方も、当てる方も考える力が養われます。
最初のうちは親がモノマネをして、どんなモノマネをしているのかを子どもに考えてもらうようにし、慣れてきたら子どもに全身を使ってモノマネをしてもらうと、表現力も向上するでしょう。

お絵描きは、クレヨンや絵の具などといった画材や色によって、風合いが異なるため、子どもにとって刺激が大きく、創造力を養えるのが特徴です。
はさみやのり、テープなどを使う工作では、道具の使い方や手先の細かな動きを練習できるだけでなく、想像力・創造力を養えます。
テーマを決めたり、どんなものを作りたいか一緒に想像したりしながら工作すると、思考力の成長を促しやすいでしょう。
家にある空き箱やダンボール、新聞紙、折り紙などを活用できるのもポイントです。
ごっこ遊びは、設定を考えたり、人や動物などになりきったりする過程で、想像力を養えるのが特徴です。
ひとりでのごっこ遊びもよいですが、親や友だちも一緒になって遊べば、社会性を育てることもできます。
折り紙は、折ってモチーフをつくり出すことはもちろん、切ったり、張り合わせたりといった使い方もできるため、創造力を養えます。
手先を細かく動かすことは脳への刺激になるうえ、もち運びやすいことから、いつでもどこでも楽しめる点も魅力です。
成長してきたら、難しい作品づくりにもチャレンジしてみるとよいでしょう。
あやとりは、ひもひとつで遊べ、手順を覚えることで、器用さや記憶力を養える遊びとなっています。
子どもによっては難しさを感じる場合もあるため、指先がうまく動かせるようになってきたら取り入れるとよいでしょう。
ダンスでは、動画などを参考に楽しみながら、体の基本的な動かし方や、体の滑らかな動かし方が身につきます。
また、音感やリズム感も自然と養われていくので、体を動かしつつ創造力も養えるのがポイントです。
ジェスチャーゲームは、動物などのお題を、声を出さずに体の動きで表現することから、想像力や発想力を養える遊びです。
三人以上いたら、一人がジェスチャーするだけでなく、二人以上で協力してジェスチャーすると、難易度が上がったり、協調性が育めたりします。
次は、ライターおすすめの野外遊びを紹介します。
かくれんぼは見つからないように隠れることも、隠れている人を想像しながら探すこともできるので、脳によい刺激となる遊びです。
かくれんぼをするときに、鬼を複数にしたり、制限時間を設けたりすると、遊びのバリエーションも広がります。
鬼ごっこは、走り回って体力がつくだけでなく、集団でルールに沿って遊ぶことから、社会性も育てられます。
鬼ごっこの種類によってルールが異なるため、人数や年齢によって適したものを選べるのも特徴です。
砂遊びでは、砂を触ったり、固めて形づくったりすることで、触感により脳が刺激され、想像力も養えます。
また、砂を運ぶ、掘る、積むことにより、体力の向上が期待でき、場所や道具を譲り合うことで社会性・協調性・忍耐力が身に付くでしょう。
ボール遊びでは、転がしたり投げたりすることで、運動能力の向上が見込めます。
なお、ボールの種類や大きさによって取り扱いの難易度が変わるので、小さいうちは両手でつかみやすいサイズかつなるべくやわらかいものを用いると安心です。
プール遊びをすれば、就学前から水に慣れされられるだけでなく、全身を使った運動となることから、心肺機能の向上も見込めます。
小学校に入学後、水泳の授業が始まっても、子どもが抵抗感を抱く可能性が少なくなるでしょう。
自然の中で遊べば、生き物や植物と触れ合う中で、命の大切さや季節の変化を学べます。
日頃自然あふれる環境で外遊びする機会が少ないといった場合、夏にはキャンプ、冬にはスキーをするなど、季節に合わせてレジャーアクティビティを計画してみるとよいでしょう。
幼児が遊ぶときの注意点は、以下のとおりです。
幼児は大人の考えが及ばない思わぬ行動を取ることがあることから、幼児が遊ぶときには、注意点を押さえておくと安心です。
幼児は手にしたものをなんでも口に入れてしまったり、危険を察知できなかったりする可能性があるので、幼児が遊ぶときには、大人が先回りして安全に配慮する必要があります。
幼児が遊んでいる最中は、目を離さないことはもちろんですが、遊んでいる周りに危ないものや小さいものがないかなど、遊ぶ前にチェックしておくと安心でしょう。
幼児が遊ぶときには、季節に合わせて、服装に配慮してあげる必要があります。
夏であれば、暑くても薄手の長袖を着せるようにして日焼けやかゆみなどといった肌トラブルを防いだり、冬であれば、寒くても動けば汗をかくことも考慮して、重ね着して脱ぎ着しやすくしたりといったようにするとよいでしょう。
幼児は自分で体調の変化に気づくことが難しい傾向にあるため、親御さんが気にかけてあげましょう。
幼児は遊びが楽しく、夢中になりすぎて、食事も忘れて遊び続けてしまうことがあるため、親御さんが時間管理を行う必要があります。
いきなり遊びをストップするのではなく、「〇〇までやったら終わり」「〇時になったら終わろうね」「夜ご飯までね」など、要所要所で声がけしてあげると、子どもも心の準備ができ、スムーズに遊びを終わらせられるでしょう。
だんだん自分で時間を把握し、予定を立てて遊べるようになっていきます。
4歳児ママT・Sさん(茨城県)のリアルボイス
区切りをつけようと声かけをするのですが、楽しいので中々作業を中断することができません。なので、自宅での遊びはご飯の前の時間など、次にしなきゃいけないことを作るようにして切り替えを意識したところ、スムーズに終われるようになりました。
一見危険に見えない遊びだったとしても、親が目を話した隙に思わぬトラブルが起きたり、事故に繋がったりする可能性があるので、幼児が遊ぶときには、室内・野外問わず親が見守るようにしましょう。
特に3歳ごろまでは、ボタン電池などを意図せず誤飲してしまう事故も起きやすい傾向にあるため、誤飲する可能性のあるものは子どもの手が届かないところに保管するなどしたうえで、親の目の届く範囲で遊ぶようにすると安心です。
この記事では、年齢別の成長に合わせた遊びや幼児が遊ぶときの注意点などを解説しました。
幼児は、遊びから運動能力を高めたり、協調性や社会性などを身につけたりしていきます。
そのため、成長に合わせて遊びの種類や難易度などを考慮していくことが大切です。
また、遊びの中で、子どもができたことを褒めてあげることで自信にもつながりますよ。
特に、室内遊びで作成したものを記録するのにおすすめなのが大阪ガスが提供するアプリ「プリゼロ」です。
作成したものを保管しておくには場所を取ってしまいがちですが、プリゼロを使うと、スマートフォンで写真を撮影するだけで、データをデジタル管理できます。
プリゼロに保存したデータは家族と共有もできることから、子どもの成長を家族全員で見守っていけるのも特徴です。
ぜひこの機会にプリゼロをインストールしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
プリゼロパートナーライター
元小学校教諭や塾講師、現在子育て真っ最中の専業主婦などさまざまな経歴や経験を持つプロライターの方々が集まっています
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