• 暮らし

2023/09/15

【学年別に解説!】小学生の平均身長は?子どもの身長の伸びが気になった際に覚えておきたいポイント

  • 小学生
  • 平均
  • 身長

 

身長は、子どもの成長を視覚的に把握できる指標のひとつです。

 

そのため、同級生と比べて少し身長が低いと「なぜ自分の子どもは身長が伸びないのだろう……」と不安を感じるママパパもいるかもしれません。


そこで今回は、小学1~6年生までの平均身長と1年間の伸びの他、子どもの身長が気になったときに確認したいポイントについて解説します。

 

 

学年別!小学生の平均身長と1年間の伸びは?

 

 

小学生の平均身長の具体的な数値は、国や地域、調査時期により異なります。

 

また、1年間の伸びは平均的な値であり、個々の子どもの身長の伸びは遺伝や栄養状態、生活習慣などにより大きく異なります。

 

また、身長の伸びは成長スパートの時期(通常は小学校高学年から中学生にかけて)により大きく変動することがあります。

 

この期間には1年で10cm以上伸びることもあります。以下の平均身長はあくまで目安として参考にしてみてください。

 

1年生

性別

平均身長

1年間の伸び

男の子

116.7cm

約6cm

女の子

115.8cm

約6cm

出典:令和6年度 学校保健統計

 

 

2年生

性別

平均身長

1年間の伸び

男の子

122.6cm

約6cm

女の子

121.8cm

約6cm

出典:令和6年度 学校保健統計

 

 

3年生

性別

平均身長

1年間の伸び

男の子

128.5cm

約6cm

女の子

127.7cm

約6cm

出典:令和6年度 学校保健統計

 

 

4年生

性別

平均身長

1年間の伸び

男の子

134cm

約6cm

女の子

134.1cm

約7cm

出典:令和6年度 学校保健統計

 

 

5年生

性別

平均身長

1年間の伸び

男の子

139.7cm

約6cm

女の子

141.1cm

約6cm

出典:令和6年度 学校保健統計

 

 

6年生

性別

平均身長

1年間の伸び

男の子

146cm

約8cm

女の子

147.8cm

約5cm

出典:令和6年度 学校保健統計

 

 

子どもの身長が気になったら……!確認したいポイント

 

 

「他の同級生と比べて、子どもの身長の伸びが十分ではない気がする……」

 

「平均身長よりも子どもの身長が低い……」

 

などとお悩みのママパパもいるかもしれません。

 

子どもの身長の伸びが気になったら、以下のようなポイントを確認してみてください。

 

 

適切な運動

 

運動は身長の伸びに大きく関わっている要素です。

 

骨は運動によって刺激を与えることで伸びていきます。

 

そのため、定期的に運動をして骨に刺激を与えることで、骨・筋肉などに刺激が入り、成長が促進されやすくなります。

 

文部科学省によると、1日にトータルで60分程度の運動を推奨しています。

 

休み時間や放課後などの時間は、なるべく身体を動かして遊ぶようにさせて1日トータル60分は運動をさせてみてください。

 

出典:文部科学省「女性のスポーツ参加推進事業」

 

 

栄養バランスの整った食事

 

身長を伸ばすためには、バランスの良い食事でエネルギーをしっかり補給する必要があります。

 

骨を伸ばすのに必要なカルシウムの他、身長の伸びにはタンパク質・亜鉛・鉄分などの栄養素が関わっています。

 

これらの栄養素を毎日の食事からしっかりと摂れるように献立を考えてみてください。

 

また、これらの栄養素の他、ミネラル・ビタミンなどの栄養素もバランス良く摂取できるようにしましょう。

 

出典:文部科学省「女性のスポーツ参加推進事業」

 

 

本人に合った睡眠時間を確保する

 

身長は睡眠時に分泌される成長ホルモンが骨に作用することで、少しずつ伸びていきます。

 

成長ホルモンは深い眠りのときに多く分泌されるとされています。

 

毎日睡眠時間を7~11時間ほど確保し、しっかりと睡眠を取れるように生活習慣を考えてみましょう。

 

睡眠時間をしっかり確保するために、「就寝・起床時間をできるだけ同じにする」「就寝前はスマホ・テレビを見ない」「身体を温めすぎない」「就寝前の激しい運動は避ける」「食事は就寝の2時間前まで」などのポイントに注意しましょう。

 

出典:文部科学省「女性のスポーツ参加推進事業」
出典:文部科学省「早寝早起き朝ごはんで輝く君の未来」

 

関連記事:小学生の理想的な睡眠時間とは?睡眠不足を防ぐためのポイントも解説!

 

 

身長の伸びには個人差があるもの。不安な場合は医療機関に相談も

 

何度も解説したように、身長の伸びには個人差があります。

 

小学生では平均身長を下回っていても、中学生に上がってから急激に20cm以上身長が伸びたという子どもも少なくありません。

 

そのため過度に不安にならず、上述した「運動・食事・睡眠」のポイントを押さえながら、子どもの成長を見守りましょう。

 

ただ、「子どもの身長が平均的な範囲から大きく外れている」「一年間で全く伸びていない」といった場合は、一度医療機関に相談してみても良いかもしれません。

 

 

まとめ

 

身長は子どもがしっかり成長しているかどうかを把握するための重要な指標のひとつです。

 

ただ、身長の伸びには個人差があるため、「自分の子どもが小学生の平均身長よりも低くなっている」というのはよくあることです。

 

また、子どもの身長の伸びがピークになるのは、小学校高学年から中学生までにかけての時期です。焦らずゆっくりと子どもの成長を見守ってあげてください。

 

 

この記事を書いた人

プリゼロつうしん

編集部

ママパパ友達なWebマガジンのプリゼロつうしん編集部