2024/12/09
お子さまの通知表を開くとき、子どものころ感じたあのドキドキを思い出すかたも多いのではないでしょうか。
親としてはもう一つ、別の緊張が加わりますね。成績を見た後、何とコメントしたらよいだろう。そんなときの声かけポイントについてお伝えしたいと思います。(赤ペン先生 河原)
※本記事は株式会社ベネッセコーポレーションとプリゼロを運営する大阪ガス株式会社の連携企画としてベネッセ教育情報に掲載されている記事を許可を得て転載しています。
お子さまの成績が良かったとき、おうちのかたがまず思うのは「よかった、ほめてあげられる!」ということではないでしょうか。
伸びた成績を一緒に喜んであげられて、ホッとできる瞬間であると思います。
問題は、成績が期待通りではなかったときです。おそらく、このときも必死で「ほめどころ」を探されるのではないでしょうか。
「ないか、ないか、どこかないか」と教科面、生活面を目が行ったり来たり。
何か言ってあげたいけど、どうしよう、いい言葉が見つからない、このままでは先にダメ出ししてしまいそう・・・。
でも考えてみると、通知表の成績は結果であって、お子さまのがんばり度を示すものではありません。
成績が良くても悪くても、お子さまががんばったという事実に変わりはないように思います。
ですから、たとえほめどころが見つからなかったとしても、おうちのかたからの第一声は「今学期もよくがんばったね!」というねぎらいの言葉で、「がんばったことそのもの」をほめてあげるのがよいと思います。
おうちのかたからのコメントが済んだら、次はお子さまに話を聞いてみましょう。
今学期、特にがんばったのはどこか、どんなふうにがんばったのかなどをお子さま自身に語ってもらうのがよいと思います。
「結果」ではなく「がんばった」点を認めてもらえた。話を聞くことで、そう感じてもらえるのではないでしょうか。
成績が「下がったところ」や「上がらなかったところ」に関しては、ノーコメントでよいと思います。
「どうして下がったのか」「なぜ上がらなかったのか」をたずねたところで、お子さまには答えられないでしょうし、がんばったのに不本意な成績だったという場合も大いにあり得ます。
おうちのかたからはあえて指摘せず、気になった教科があれば「心に留めておく」だけでよいと思います。
お子さまが通知表の結果に落胆している場合には、通知表の成績というのは一つの目安であって、それが全てではないことをぜひ伝えてあげましょう。
「落ち込んでいる」こと自体が「がんばっていた証拠」です。成績に表れなくても、がんばったことはたくさんあるし、できるようになったこともたくさんある。
だから「自信を無くす必要はないよ」「がんばっているのは知っているよ」と励ましてあげましょう。
おうちのかたがそんなふうに考えているとわかれば、お子さまも結果を冷静に受け止められるようになるでしょう。
「ノーコメント」にして心に留め置いた教科については、別の機会に声かけするとよいでしょう。
たとえば冬休みの宿題の丸付けなどで、さりげなく状況を確認してあげるのがよいかもしれません。
基本問題の理解が今一つであれば、該当の単元の復習を手伝ってあげるとよいでしょう。
通知表の成績に集約される過程には、きっと、熱いドラマが繰り広げられていたと思います。
おうちでは、ぜひその部分を聞いてあげましょう。「結果の確認」と同時に、「どこをがんばったのか」「どうがんばったのか」をお子さま自身に語ってもらう材料として、通知表を眺めてみてはいかがでしょうか。
通知表の目的は「それを参考に次の学期をがんばる」ことにあるはずです。成績が良かったときにも、そうでなかったときにも、その学期のがんばりを認め、がんばった自分に誇りを持ってもらうことが、来学期への意欲につながる声かけになるかと思います。
※小1・2は国語、算数、英語になります。
この記事を書いた人
赤ペン先生 河原はるこ
「赤ペン先生」歴10年。4年生担当。 高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり「赤ペン先生」に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という思いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。 趣味:読書とフルーツ酢作り 自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。 中高生3児の母。
※赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。
※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。
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