2024/03/01
小学校で理科の授業が始まるのは小学3年生からですが、中学受験をする子どもの多くが理科を含む4教科で受験をすることはご存じですか?実際に習い始めるのはまだ先とはいえ、親であれば、いざ理科を勉強し始めたときに困らないようにしてあげたいと思うのではないでしょうか。
そのために大切なのは、子どもに理科を「楽しい」と感じてもらうことです。理科を楽しいと感じるには、子どもの「経験」を増やし、身の回りのことに興味関心を持たせるような関わりが重要です。
この記事では、小学校低学年のうちから子どもが理科を楽しいと思わせるための家庭学習法をご紹介します。
目次

中学受験のために早い時期から勉強を始め、高学年になってからの負担を減らしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは決して間違いではありません。特に幼少期の脳は吸収力と柔軟性が高いので、早くから学習を始めれば、たくさんの知識を身につけられます。
しかし、「ただ知識を大量にインプットすればよいのか」というと、そうではありません。特に幼少期には、数多くの経験を通して、疑問に思う力や疑問を解決する力を身につけ、わからないことを知る喜びをできるだけたくさん感じることが大切です。そのためには、子どもの年齢に合った取り組みをすることが重要になります。
近年は、小学校入学前から中学受験をさせようと考えているご家庭も珍しくありません。そのようなご家庭では、幼少期から英才教育を始める傾向があります。
ただし、中学受験をするからといって、幼少期から大量に勉強させる必要はありません。幼少期はむしろ、机に向かう勉強よりも、五感を使った遊びを重視しましょう。五感をたくさん使うことで、脳の中で情報伝達を担うシナプスが増え、子どもの脳が発達していきます。
幼児期は、親子で一緒に積み木を積んだり、絵本を読んだりして、コミュニケーションをとりながらたくさん遊んでください。また、遊んでいる最中に、子どもに積極的に声をかけてあげると効果的です。
「すごいね!」「できたね!」と褒めたり、「どうしたらいいんだろう」と一緒に考えたり、「おもしろいね」と一緒に笑ったりすることで、子どものチャレンジする意欲を引き上げられます。
そして、子どもがある程度成長してきたら、身体をたくさん使う遊びも取り入れていきましょう。音楽に合わせて踊ったり、公園で思いっきり走り回ったり、また自然に触れ合うのも効果的です。特に自然遊びをする際は、保護者からの声かけが重要になります。
「これは何の花かな、調べてみようか」「今日は天気がよくて暖かいね」といった声かけは、五感だけでなく、身の回りのことに興味を持つアンテナを育てられます。このアンテナが、のちの勉強にもつながっていくのです。
子どもにとっては、すべての経験が学びの一環です。経験によって培われた脳の機能や意欲は、その後の学力の基盤になります。
子どもの五感を育てるためには、成長段階や興味関心を考慮しましょう。
特に幼少期の子どもは、成長に個人差があるだけでなく、その興味関心は一人ひとり違います。子どもに興味関心がないことや、苦手なことを無理強いするのは避けましょう。よかれと思ってやっていたことが、逆効果になってしまう危険性があります。
子どもをよく観察し、子どもが興味をもったものをタイムリーに与えていくことが大切です。
小学校低学年は、乳幼児期に学んだ「新しいことにチャレンジする意欲」や「知らないことを知るのは楽しい」という感覚を、勉強と紐づけていく時期です。日常生活の中に、少しずつ勉強を取り入れていきましょう。
このとき、保護者は「子どもに勉強をさせる」というスタンスではなく、「子どもと一緒に学ぶ」姿勢で関わることを意識しましょう。親が楽しそうに勉強に関われば、子どもは自然と「勉強=楽しいもの」という感覚で成長していきます。
また、両親と一緒に勉強できることが、子どもにとってモチベーションにもなるため、学習習慣をつけたいときにも効果的です。
学びの基礎をつくる重要な時期である小学校低学年は、中学受験に向けて何をすればよいのでしょうか。
低学年のうちは、大量に勉強させることよりも、子どもに「勉強が楽しい」と思わせることが大切です。勉強を楽しいと感じられれば、勉強に取り組むのが苦でなくなります。中学受験は長期戦です。学ぶことそのものを楽しめれば、息切れせずに最後まで努力を続けられます。
「中学受験に向けて何か始めないと…」と焦る気持ちもわかりますが、小学校低学年のうちは勉強に取り組むための土台をつくる時期だと考えましょう。
R・Wさん(千葉県)
小学2年生の時に、魚の生態について詳しく解説したテレビ番組をみた息子。そこから魚に強い興味を持ち始め、自分で本や図鑑を借りてきてまとめ学習するようになりました。大人も知らないような深い知識まで知っていて、これも内容に興味を持っているからこそだと感心しました。

中学受験に向けて、低学年の時期に親がすべきことは、子どもが勉強を楽しいと感じるように仕向けることです。これは、小学校3年生から習い始める理科でも同じことがいえます。
理科は、身の回りで起きる現象を説明している科目です。低学年のうちに、身の回りの「これ何?」「これはなぜ?」をたくさん発見して解決する経験が、理科に興味を持つきっかけになり、のちの学習の糧となります。「疑問を持ち、その仕組みを知り、おもしろいと感じる経験」をたくさんさせてあげましょう。
そこで、子どもが理科に興味持つきっかけになる、ご家庭で取り組める具体的なアイデアを5つご紹介します。
親子で散歩に出かけ、一緒に写真を撮ってみましょう。本格的なカメラがなくても、使わなくなったスマートフォンを持たせることで、子どもが散歩中の景色に興味関心を持つきっかけをつくれます。
散歩中に昆虫や植物、動物に出会ったら、ぜひ一緒に調べてみてください。写真を撮っておけば、家に帰ってからも調べられます。
また、ポケット図鑑を片手に出かければ、その場で調べられるのでおすすめです。
散歩中にはぜひ、自分が知っている植物や草花についての知識を子どもに話してあげましょう。一見勉強とは関係ないように思われる知識が、思わぬところで役に立つことがあります。
小さい頃から植物に親しんでいれば、中学受験の理科における植物の範囲も簡単に感じるかもしれません。ぜひ、親子で散歩を楽しんでください。
ニュース番組で社会情勢を知るのは大切ですが、テレビ番組も学びの機会がたくさん隠れています。最近のテレビ番組は、子ども向けから大人向けまで趣向を凝らしたものも多いので、自分の身近な暮らしでは知ることができないような情報を得られておすすめです。
教科書で学んだだけでは覚えにくいことも、映像などを見ることによってイメージしやすくなるだけでなく、記憶や印象にも残りやすくなります。そこから興味を持ったことをさらに調べれば、興味関心を大きく広げることにもつながります。
動物園や水族館に行くのも効果的です。中学受験の理科では、生物に関する知識も多く出題されるので、たくさん実体験を積んでおきましょう。
写真や映像でしか知らないのと、実際に見たことがあるのとでは、子どもの食いつきが違います。「あ、この動物、前に見たことがある!」と思うだけで、その後に習う内容をすんなりと覚えられるものです。
ふれあい体験などは、子どもにとって強烈な印象を残すだけでなく、親子のよい思い出にもなりますので、ぜひ試してみてください。
科学館では、科学の知識に触れられる展示を見るだけでなく、科学実験にも参加できることがあります。教科書で見るだけよりも、実際に経験したほうが確実に記憶と印象に残るため、このような機会をどんどん活用しましょう。
また、科学館には、プラネタリウムが併設されているところもあります。太陽系の天体や星座、月の満ち欠けなどは、中学受験の理科でも必須の知識です。ぜひプラネタリウムも活用しましょう。
M・Mさん(大阪府)
小学1年生の娘に、ある日「コップの水に塩が溶けていくのをみてみる?」と誘うと興味津々に!塩の粒がどんどん溶けていくのを観察しているうちに、今度は「どこまで溶けるんだろう」と塩の重さを記録しながら溶かし始めました。そこから実験が大好きになったようで、理科の実験の図鑑を眺めては「これやってみたい!」と提案してきます。
最近では、科学のテーマごとに深掘りした児童書や、監修も入った本格的な科学知識が登場するマンガなど、登場人物がストーリーに乗せて科学知識を解説してくれるような書籍が多く登場しています。
キャラクターと一緒にストーリーを辿っていくため、勉強という感覚ではなく、楽しく科学知識に触れられるのでおすすめです。大人も楽しめる内容のものを選び、子どもと一緒に読んで感想を話し合ってみるのもおもしろいかもしれません。
低学年から始める中学受験の理科対策について、幼少期に取り組みたい内容や、理科を楽しく勉強するためのコツ、親子で取り組める具体的なアイデアをお伝えしました。
中学入試の理科で困らないためには、勉強だけでなく、日常生活での取り組みが大切です。早いうちから理科に触れ、楽しみながら学ぶ基盤をつくっていきましょう。
幼少期の理科の取り組みを記録するには、「プリゼロ」がおすすめです。
子どもが実際に見つけた植物の写真と一緒に図鑑の写真もカレンダーに記録しておけば、「前にも見つけたよね」と以前の発見を振り返ることができます。
さらに、読んだ本の表紙を写真に撮って、感想とともにカレンダーに残しておけば、簡単な読書記録をつけることもできるのでおすすめです。
このように、プリゼロは、学校から配布されたプリントを記録するだけでなく、家庭学習や家族の思い出の記録に活用できるのも魅力の一つです。勉強の履歴を残しておくと、子どもの頑張りが可視化され、モチベーションアップにもつながります。
プリゼロを上手に活用して、子どもの家庭学習を習慣づけていきましょう。
この記事を書いた人
プリゼロパートナーライター
元小学校教諭や塾講師、現在子育て真っ最中の専業主婦などさまざまな経歴や経験を持つプロライターの方々が集まっています
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