2024/10/30
小学校低学年のお子さまをお持ちの親御さんの中には、お子さまの読解力について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。読解力は、国語力の中でも特に重要な能力の一つです。
実は、毎日の食事を通して、楽しく、そして効果的に読解力を育むことができるんです。
この記事では、食育とレシピを活用した、家庭でできる読解力アップのための学習方法をご紹介します。小学校低学年でも作れる簡単レシピもご紹介しますので、ぜひ親子で一緒に楽しみながら実践してみましょう。

読解力とは、ただ文字を読むだけでなく、文章の意味を理解し、内容を把握する力のことです。
例えば、物語を読んだ時に、登場人物の気持ちや情景を想像したり、説明文を読んだ時に、筆者が伝えたいことを正確に読み取ったりすることができるのも、読解力のおかげです。
読解力は、国語力の基礎となる重要な能力です。文章を正確に理解し、解釈する力は、国語だけでなく、他の教科の学習にも大きく影響します。そのため、幼い頃から読解力を育むことはとても大切です。
「食育」と聞いて、栄養バランスのとれた食事を思い浮かべる親御さんも多いかもしれません。しかし、食育は単に栄養面を学ぶだけではありません。
食材をどのように育てているのか、どのように調理するのか、どのように食べるのかなど、食に関するさまざまな経験を通して、子どもは多くのことを学び、この経験は、実は読解力の向上にもつながるのです。
その中でもレシピを使うことで、よりその理解を高めることができます。
食育では、野菜や果物など、食材がどのように育てられているのかを学ぶことも重要です。
土に触れ、種をまいたり、水をやったりする経験を通して、どのように実を結ぶのかを想像しながら、その成長過程を理解することができます。
また、農家の方から直接お話を聞くことができれば、食料生産の苦労や喜びを知り、食べ物への感謝の気持ちを育むこともできます。これらの経験は、文章を読む際に、背景や状況を想像する力を養い、より深く内容を理解することにつながります。
子どもは食材に触れることで、新しい言葉や表現を学ぶことができます。
例えば、普段の生活ではあまり使わない「みずみずしい」「シャキシャキ」といった言葉も、野菜や果物を実際に見て、触って、味わうことで、より深く理解することができます。また、食材の色や形、香り、食感など、五感を刺激することで、子どもは「甘い」「辛い」「酸っぱい」など、さまざまな言葉を使い、表現する機会が増えます。
さらに、レシピを読むことで、文章を読むことに抵抗がなくなるだけでなく、食材の名前や調理方法など、新しい言葉を自然に学ぶこともできます。
このように、レシピを通した食育は、子どもの言葉への興味関心を高め、語彙力を豊かにするのに役立ちます。
買い物リスト作りは、読解力に必要な思考力を育むのに役立ちます。
レシピの完成品を見て、肉、魚、野菜など、どの食材でどのような手順で料理が作られるのかを考えながら買い物リストを作ることは、手順を理解し、段取りを考える力を養います。これは、文章を読む際に、内容を整理し、順序立てて理解する力につながります。
このように、食育は、子どもの思考力を育むことにもなるわけです。

レシピは、算数や理科の要素だけではなく、読解力アップにも役立ち、子どもの学習意欲を高めるのに最適です。
ここでは、レシピで読解力を育む3つの方法をご紹介します。
親子で一緒に料理をする際に、親御さんが料理の手順をレシピを使って説明することで、子どもの読解力を育むことができます。
子どもにもわかりやすい言葉で説明し、図やイラストを使うと、より理解しやすくなります。また、「まず〇〇をして」「次に〇〇をして」のように、手順を一つずつ確認しながら進めることで、子どもは論理的思考力を養うことができます。
この時、親御さんが一方的に説明するのではなく、子どもにも説明させてみましょう。
「次はどうするんだっけ?」と質問したり、「〇〇してくれる?」とお願いしたりすることで、子どもは手順をしっかりと理解しようと努め、読解力と表現力を同時に鍛えることができます。
レシピを一緒に読むことも、読解力アップに効果的です。
レシピには、材料や分量、調理時間、手順などが書かれているため、子どもと一緒にレシピを読み進めることで、文章を正確に読み取る力を養うことができます。
小学校低学年の子どもの場合、漢字が読めない場合があるため、その場合はふりがなをふってあげ、わからない言葉があれば、一緒に辞書やインターネットで調べてみましょう。
さらに、分量や手順を声に出して読むことで、より理解を深めることができます。
どんな料理を作りたいのか、どんな材料を使うのか、どんな手順で作るのかなど、子どもと一緒に話し合いながら、レシピを完成させていきましょう。
オリジナルレシピを考えるのが難しい場合は、「好きな具材を乗せたオリジナルピザ」や「好きな果物を使ったオリジナルパフェ」など、子どもの好きなものを題材にすると子どもも発想しやすいのでおすすめです。
オリジナルレシピを考えることは、子どもの読解力と表現力を育むだけでなく、想像力も養うことができます。

読解力向上にレシピが役立つことを解説してきましたが、子どもに分かりやすく説明するために、レシピカードを作成するのも一つの手段です。レシピカード作りを通して、子どもは情報を整理し、わかりやすく表現する力を身につけることができます。
ここでは、レシピカードの作り方と活用方法についてご紹介します。
レシピカードは子どもにもわかりやすいように書くのがポイントです。子どもと一緒に考えながら作成していきましょう。
材料と分量を明確に書く
手順を番号で示し、簡潔に書く
イラストや写真などを加える
作ったレシピカードを使って、家族でクイズ大会をするのもゲーム感覚で楽しめるのでおすすめです。
例えば、レシピカードに書かれた材料を伝えて、何の料理か答えてもらうクイズや、料理の手順を順番に並べ替えるクイズなど、さまざまなクイズで楽しむことができます。
クイズを通して、子どもはレシピの内容をより深く理解することができ、家族で一緒に楽しむことで、コミュニケーションを深めることもできます。

レシピで読解力を向上させる方法について解説してきましたが、実際にどんなレシピで親子クッキングを楽しめば良いのでしょうか。
ここでは、小学校低学年でもレシピカードを簡単に作れるレシピをいくつかご紹介します。
おにぎりは、ご飯を握るだけで作れる、最も簡単な料理の一つです。いろいろな具材を用意して、子どもと一緒にオリジナルのおにぎりを作ってみましょう。
材料
作り方
具材を混ぜたり、海苔で顔を作ったりするのも楽しいです。
サラダは、野菜を切るだけで作れるので、子どもでも簡単に作ることができます。好きな野菜を自由に組み合わせて、オリジナルのサラダを作ってみましょう。
材料
作り方
ドレッシングも、市販のものだけでなく、手作りしてみると良いでしょう。
ホットケーキは、子どもに人気の定番おやつです。ホットケーキミックスを使えば、簡単に作ることができます。
トッピングも、チョコレートやフルーツなど、いろいろなものを用意して、子どもと一緒に飾り付けを楽しみましょう。
材料
作り方
サンドイッチ
パンにマヨネーズやケチャップなどの調味料を塗り、好きな具材を挟み、食べやすい大きさにカットしたら出来上がりです。
スープ
野菜やベーコンなど、お好みの具材を食べやすい大きさにカットし、市販のスープの素を使い、具材が柔らかくなるまで煮込めば出来上がりです。
フルーツポンチ
好きなフルーツを切って、サイダーやジュースで割るだけで作れます。

読解力向上につながる食育の学習方法は、レシピ以外にもたくさんあります。
ここでは、家庭でできるおすすめの方法を3つご紹介します。
スーパーマーケットに行った時や料理をする際に、食材について親子で一緒に調べて、学んだことをもとに、オリジナルの食材図鑑を作ってみましょう。
図鑑には、食材の写真や絵を貼り、名前や産地、特徴などを書いたり、実際に食べた感想を記録したりするのも良いです。
食材図鑑を作ることで、子どもは調べる力や表現力を育むことができ、食材への関心が高まり、食への興味関心にもつながります。図鑑作りを通じて、情報を整理し、要点をまとめる力が養われます。これは、文章の主要な情報を把握する読解力の向上につながります。
食事のマナーを学ぶことも、読解力向上につながります。
「いただきます」「ごちそうさま」といった挨拶はもちろん、正しいお箸の使い方や食事中のマナーなどを教えることで、子どもは状況に応じた言葉遣いを身につけることができます。
例えば、食事中に「くちゃくちゃ音を立てて食べない」というマナーを教える際、「なぜ音を立てて食べてはいけないのか」「周りの人にどんな影響を与えるのか」を子どもと一緒に考えることで、状況を理解し、他者を思いやる想像力を育むことができます。 このような思考力は、物語の登場人物の心情や行動の理由を理解する上で非常に役立ちます。
また、食事のマナーを題材とした絵本や物語を読むことも効果的です。絵本を通して、マナーの大切さや食事への感謝の気持ちを学ぶことができます。
食事中は、親子でコミュニケーションをとる絶好の機会です。
「今日の野菜、甘くて美味しいね」「このお魚、ふわふわしてるね」など、食事中に感じたことを言葉で表現し合いましょう。親御さんが積極的に話しかけることで、子どもは自分の考えや気持ちを伝える練習をすることができます。
これにより、子どもの表現力やコミュニケーション能力を高めることができます。

食育を活用して、子どもの読解力を効果的に高めるためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
親子で楽しく、継続的に育むためのポイントを3つご紹介します。
食育や料理を、子どもにとって楽しい経験にすることが重要です。
「勉強」として捉えてしまうと、子どもはプレッシャーを感じてしまい、学習意欲が低下してしまう可能性があります。料理を通して、新しい発見をしたり、美味しい料理を味わったりする喜びを、親子で共有しましょう。
親御さんが笑顔で楽しむ姿を見せることで、子どもも自然と食育や料理に興味を持つようになります。
読解力は、一朝一夕に身につくものではありません。
食育や料理を通して学ぶことを、毎日の習慣にしていくことが大切です。無理のない範囲で、できることから少しずつ始めてみましょう。
例えば、週に1回は親子で一緒に料理をする、食卓で今日の献立について話すなど、できることから継続していくことが重要です。
食育や料理の内容は、子どもの興味や関心に合わせて工夫しましょう。
例えば、子どもが好きなキャラクターの料理を作ったり、季節の食材を使ったりするのもおすすめです。
子どもの好奇心を刺激することで、より主体的に学ぶ姿勢を育むことができます。
この記事では、食育とレシピを活用した読解力アップの方法について解説しました。読解力は文章を理解し解釈する重要な能力であり、学習全般の基礎となります。食育とレシピを通じた楽しい活動で、自然と読解力を育んでいきましょう。
毎日の食事は、子どもにとって、たくさんの学びの機会を与えてくれます。ぜひ、親子で一緒に料理を楽しみながら、子どもの読解力向上を目指しましょう。
食育での学びの時間をより楽しく、便利に進めることができるのが無料アプリ「プリゼロ」です。
プリント機能で、作成したレシピや食材図鑑を撮影して保存すれば、いつでも振り返ることができ、子どもの学習の記録にもなります。さらに、料理の手順を写真に撮って保存しておけば、子どもが自分で見ながら料理に挑戦する際の、世界に一つだけの料理本になります。
また、子どもと一緒に考えた買い物リストを、プリゼロのふせん機能で簡単に管理できます。材料を書き出したり、買うものをチェックしたりするのに便利です。またレシピカードに、材料や手順をふせんとして追加していくのもおすすめです。
カレンダー機能に、毎日の食事や料理の様子を写真付きで記録しましょう。食育日記として活用することで、子どもの成長を記録でき、過去を振り返ることで、子どもの学習意欲を高めることも期待できます。
このように、プリゼロは食育をサポートする機能が備わっています。プリゼロを活用して、食育をもっと充実させ、お子さまの読解力アップを目指してください。
この記事を書いた人
プリゼロパートナーライター
元小学校教諭や塾講師、現在子育て真っ最中の専業主婦などさまざまな経歴や経験を持つプロライターの方々が集まっています
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