2024/11/21
「お年玉の相場がわからない」「お年玉をどのように管理すればよいのだろう」と悩まれる親御さんもいるのではないでしょうか。
お年玉は、お子さまにとって初めてまとまったお金と接する機会となるため、自分でお金を管理し、使い方を考える貴重な機会となります。この機会に、計画的な貯金の習慣や、お金の価値を理解する力を育んでみましょう。
この記事では、お年玉の相場をはじめ、お金の管理方法、さらには兄弟間での金額差といった悩みへの対応まで、実践的なアドバイスをご紹介します。
目次

まずは、2024年のお年玉事情についてご紹介します。
2024年の小学校低学年(1〜3年生)のお年玉の平均相場は、1人あたり1,000円~3,000円です。次いで、3,000円~5,000円、5,000円~10,000円となりますが、一般的な相場として1,000円~3,000円が目安と言えるでしょう。
小学校低学年の地域による格差についてはほとんどありません。全国的にも一般的な平均相場が主流といってよいでしょう。
また小学校低学年以降は、高学年になると3,000円~5,000円、中学生になると5,000円〜10,000円が多くなっていることから、学年が上がるごとにお年玉も増額するのが一般的です。
こちらも相場は変わりません。一般的には1,000円~3,000円程度くらいが相場で、年齢が上がるにつれて増えていきます。
お正月は普段会うことのできない人と関われるいい機会です。親戚の方からお年玉をもらった際には、しっかりお礼を言えるよう教育しておくことも忘れないようにしましょう。
近年は、新型コロナウィルスや景気の影響によりお年玉の金額にも影響は出ていましたが、現在は回復傾向にあります。
変化点として特に目を引くのは、お年玉をスマートフォンへのキャッシュレス決済で望まれるお子さまが増加傾向にあることです。
一昔前まではポチ袋に現金を入れて渡すのが当たり前の光景でしたが、時代の流れに沿うようにキャッシュレス決済でお年玉を渡されるご家庭も増えつつあります。キャッシュレス決済でも問題はありませんが、お子さまの金銭管理を促すという意味では、手渡しで渡すほうが好ましいでしょう。

お年玉の金額を決めるとき、「どれくらいが適切なのだろうか」と迷われる親御さんの多いでしょう。
ここでは、お子さまの年齢や家庭環境に応じた、適切な金額の決め方についてご説明します。
小学校低学年であれば、1年生から3年生に向けて少しずつアップするのが良いでしょう。
相場が1,000円~3,000円という目安からも、1年生で1,000円、2年生で2,000円、3年生で3,000円と、1年ごとに少しずつ金額を増やしていきましょう。もちろん、金額に明確な基準はないので、ご家庭の事情に合わせ、金額は決めてください。
お金について学ばせるために、紙幣だけではなく、硬貨でお年玉を混ぜるのもおすすめです。500円玉や100円玉も一緒にお年玉として渡すことで、自然と計算力も身につきます。
兄弟がいる場合は、年齢差に応じた適切な金額差をつけることが重要です。ただし、あまりに大きな差をつけすぎると、お子さま同士の不公平感につながる可能性があります。
年齢が1~2歳違いの兄弟の場合は、1,000円~2,000円程度の差に抑えることをおすすめします。これにより、上の子は年齢に応じた責任感を感じつつ、下の子も納得できる範囲となります。
また、兄弟それぞれの性格や金銭感覚の違いにも配慮が必要です。慎重な性格のお子さまには貯金を促し、使い過ぎる傾向のあるお子さまには計画的な使い方を指導するなど、個々の特性に合わせた対応を心がけましょう。

文部科学省は2020年、「学習指導要領」の改定を行い、小中高の必須科目として「金融教育」が義務付けられました。その背景には、キャッシュレス化によりお金の管理が苦手な人の増加、資産運用を始める人の増加などがあげられます。
引用:首相官邸ホームページ「文部科学省における 金融経済教育の取組について」
そのため、小学年低学年からお金について学ぶことは重要で、お年玉はお金の価値や管理の大切さを学ばせる絶好の機会と言えます。
ここでは、お年玉を通じた効果的な金銭教育のポイントをご紹介します。
お年玉を受け取ったときこそ、貯金の習慣づけの絶好のタイミングです。
まずは親御さんから「将来のために残しておくお金」の大切さを、具体的な例を挙げながら説明するとよいでしょう。例えば「夏休みの楽しみのため」「ほしいものが見つかったときのため」など、お子さまが理解しやすい目標を設定します。
また、貯金額の決め方も重要です。低学年の場合、受け取ったお年玉の半分程度を貯金に回すなどシンプルな基準を設ければ、お子さまにとっても分かりやすく、実践しやすい方法となります。
貯金を続ける意欲を保つため、貯金箱を用意したり、お子さま専用の銀行口座を開設し、一緒に通帳記帳を行うことも効果的です。お金が増えていく様子を目で見ることで、貯金の楽しさを実感できるようになります。
お年玉の使い方については、明確なルールを設けることが大切です。ただし、あまり厳しすぎるルールは逆効果となる可能性があります。お子さまと話し合いながら、ルールを決めていくと良いでしょう。
まず、一日で使える金額の上限を決めます。例えば「1回のお買い物は1,000円まで」と設定することにより、計画性のない衝動買いを防ぐことができます。
次に、購入できるものの範囲を決めます。ゲームやおもちゃに加えて、文具や本など学習に関連するものも含めることで、お金の使い方の選択肢を広げることができます。
さらに、親御さんへの相談を必要とする金額基準を設けることも有効です。例えば「2,000円以上の買い物は、必ず相談する」といったルールを設けることで、お子さまは慎重に買い物を考えるようになります。
お年玉を使った買い物は、計画性を身につける絶好の機会となります。まずは「欲しいものリスト」を作ることから始めましょう。リストを作ることで、「全部買うといくらかかるか」を計算し、予算内で何を選ぶか考える習慣がつきます。
また、買い物の前には、必ず価格を調べる習慣もつけさせましょう。インターネットや広告を一緒に見て価格を比較することで、同じものでも店によって値段が違うことを学ばせることができます。
実際の買い物では、レジに行く前に「予算内に収まっているか」の確認を促してみましょう。また、お釣りの計算もお子さまにさせることで、算数の実践的な学習にもなります。
購入後は、いつ、何を、いくらで買ったのかを記録させることで、自分の使ったお金を振り返る機会となります。この習慣は、将来の家計管理の基礎となるでしょう。

お年玉を受け取った後の管理方法は、お子さまの金銭感覚を育てる上で非常に重要です。
ここでは、親御さんとお子さまが一緒に取り組める具体的な管理方法をご紹介します。
お子さま向けの通帳を作ることは、お金を管理する第一歩です。多くの金融機関でお子さま専用の口座を用意しており、通帳のデザインもお子さまが親しみやすいものとなっています。
口座開設時には、お子さまと一緒に銀行や郵便局に行くことをおすすめします。この体験自体が、お金を大切に管理することの意識付けとなります。手続きの際は、お子さま本人の名義で開設し、親御さんが代理人となるのが一般的です。
開設には、お子さまの本人確認書類、親御さんの本人確認書類、親御さんとお子さまの親子関係を確認できる書類、印鑑が必要となります。
通帳を選ぶ際のポイントは、ATMの利用回数や手数料の有無です。頻繁に利用を考えている方は、利便性も重要です。支店の場所や土日営業の有無なども考慮に入れると良いでしょう。
また、年間110万円までの預金であれば贈与税はかかりませんが、総額がそれを超える場合は課税される可能性があるので金融機関に確認しておくことをおすすめします。
お年玉の使用については、「引き出しは月1回まで」「買い物の予定がある時だけ」といったように、明確なルールを設定することが大切です。
金額については、一回の引き出し上限を設定します。小学校低学年では、1,000円から2,000円程度が適切でしょう。これにより、必要以上のお金を使用するのを防げます。
また、引き出し時は必ず親御さんに相談する習慣をつけることも重要です。使う目的や金額を説明することで、計画的な支出を学ぶことができます。
お子さま用の家計簿を作って、収入と支出を書き留める習慣をつけましょう。
シンプルなノートで十分ですが、マス目の入った専用ノートを用意すると、より記入しやすくなります。記録する項目は「日付」「内容」「金額」の3つで十分です。これに「残高」を加えると、より正確な管理が可能になります。記入は、できるだけ買い物をした直後に行うよう促すことが大切です。
毎月末には、親御さんと一緒に記録を振り返る時間を設けましょう。その月の支出を確認し、上手な使い方ができたか、反省点はないかを話し合ってみましょう。

お年玉をめぐっては、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。特に兄弟間での比較や、友達との金額の差など、お子さまの心情に配慮が必要な場面も多くあります。
ここでは、起こりやすいトラブルとその対処法について、具体的にご説明します。
年齢が上がるにつれて金額が増えることは自然なことですが、そのことで下の子が不公平感を感じることもあります。
このような場合、まずは年齢に応じて金額が変わる理由を、具体的な例を挙げながら説明することが大切です。例えば「お兄ちゃんは習い事のお道具を買う機会が増えてきたから」といった、お子さまが理解しやすい説明を心がけます。
また、それぞれのお子さまに個別に声をかけ、年齢に応じた責任や期待を伝えることも効果的です。上の子には「お金の使い方のお手本になってね」と伝え、下の子には「来年はもう少し増えるからね」と前向きな言葉をかけましょう。
お子さま同士でお年玉の金額を比較し合うことは自然な行動ですが、これがトラブルのもとになることもあります。このような状況に備え、事前にお子さまと話し合っておくことが重要です。
まず、家庭によって金額が違って当たり前であることを説明します。その際、「たくさんもらえることが良いことではない」という価値観を伝えることも大切です。自分の受け取った金額で何ができるかを考えることの方が大切だと教えましょう。
また、お年玉の金額は個人情報であり、他の人に話す必要はないことも伝えます。これは、お金に関するプライバシーの意識を育てる良い機会となります。
お子さまがお年玉を使い過ぎてしまわないように、いくつかの具体的な対策を講じることが必要です。
第一に、お年玉を受け取ったらすぐに通帳に預け入れることをルールにしましょう。手元に現金を置かないことで、衝動的な買い物を防ぐことができます。
使うときは「欲しいものリスト」を作成し、一週間程度の検討期間を設けましょう。この間に本当に必要なものかを考える習慣をつけることで、計画的な支出を促すことができます。
親御さんの適切な見守りは、お子さまの金銭感覚を育てる上で欠かせません。ただし、過度な干渉は逆効果となる可能性があります。
見守り方のコツは、お子さまの判断を尊重しつつ、必要な時にアドバイスができる距離感を保つことです。例えば、買い物の相談を受けた時は、「それを買うと残金はいくらになる?」といった質問を投げかけ、お子さま自身に考えさせる機会を作ります。
また、定期的な通帳記帳の確認や、使い方の振り返りの時間を設けることも効果的です。この際、叱るのではなく、良かった点を褒め、改善点は一緒に考えるという姿勢が大切になります。
この記事では、小学校低学年のお子さまへのお年玉の相場から、金銭教育への活用方法、具体的な管理方法、さらにはトラブル防止まで、お年玉に関する総合的な知識をご紹介しました。
特に重要なのは、お年玉を単なるお小遣いとしてではなく、お子さまの金銭教育の貴重な機会として捉えることです。
お年玉の管理をより効果的に行うために役立ててほしいのが無料アプリ「プリゼロ」です。
プリゼロのカレンダー機能と共有機能を使えば、お年玉の使用計画を親子で共有することができます。例えば、「お年玉を使った日」「お年玉を使う日」を事前にカレンダーに記入すれば、計画的に管理することができます。
また、ふせん機能を使って「お年玉の残高」や「買いたいものリスト」を管理することで、お子さまは自分でお金を管理する習慣を楽しく身につけることができます。ふせんには金額や用途を書き込め、お子さまの成長に合わせて管理方法をアレンジできます。
このように、プリゼロを活用することで、お年玉の管理をより楽しく、より効果的に行うことができます。新しい年を迎えるこの機会に、プリゼロで始める新しいお金の管理方法を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
プリゼロパートナーライター
元小学校教諭や塾講師、現在子育て真っ最中の専業主婦などさまざまな経歴や経験を持つプロライターの方々が集まっています
暮らし
2024年12月13日
【大掃除のコツ】忙しいママパパ必見!ダスキン×プリゼロ時短掃除計画
暮らし
2023年11月8日
入学式・入園式の服装はどう選ぶ?注意点とコーディネートの8つのポイント
暮らし
2023年8月31日
ママパパに知ってほしい食育とは?学ぶ大切さと子どもに教える方法
暮らし
2024年5月2日
【ママパパ必見】幼児の育て方のコツとは?|幼児の育て方に関するよくある悩みと解決法もご紹介
2025年11月11日
教えて!ダスキンさん「家事代行の気になるあれこれ」
暮らし
2025年11月26日
教えて!ベアーズさん「ベビーシッターの気になるあれこれ」
暮らし
2023/09/15
【学年別に解説!】小学生の平均身長は?子どもの身長の伸びが気になった際に覚えておきたいポイント
家学習
2024/02/29
【低学年向け】小学校1・2年生におすすめの自主学習ネタ!
暮らし
2023/09/15
小学生の理想的な睡眠時間とは?睡眠不足を防ぐためのポイントも解説!
学校/園
2023/08/31
小学校の連絡帳はどう書けばいい?シーン別の書き方を解説!
家学習
2024/06/24
小学校低学年の読書感想文の上手な書き方と親のサポートを解説!
家学習
2024/03/01
【小学1年生向け】宿題の定番、絵日記を家庭学習で上手に書く方法!
家学習
2024/03/01
学力の差ができるのは何年生から?低学年のうちに家庭学習を習慣化させよう!